一般社団法人SGS

「観光立国の正体」を読んで考えること。vol.1


遅ればせながら「観光立国の正体」を読み始めました。

昨年あるシンポジウムで、著者のお一人である藻谷氏の講演を拝聴する機会があり、この本の内容については今の私の立場からも興味深く感じていました。

「はじめに」の部分を読んでの感想、

おもしろい!

何とも面白くない感想ですが、そう感じたのですから仕方ありません。

「日本の観光には『プロダクトアウト』の発想しかなく、『マーケットイン』の発想がない」 ふむふむ…

「観光は地域を豊かにする手段である」 そうだそうだ!

という具合で、納得できることばかり。

これからどんな「ためになる」ことが書かれているのだろう、とページを進めました。

ところが…

「ためになる」なんて言い方は失礼すぎる内容。

私がかつて、私の観光の師匠に当たる人に教えられた心得が、次々に出てきます。

その方はいつもこう言っておられました。

「お前のファンを一人でも多く作れ。そのために会社を利用してもいい。お前を目当てにここに来る人が出来れば、自ずとここへ来る人も増えるからな」

と。つまり

リピーターの重要性

を個人の「ファン作り」に置き換えて教えていただいたわけです。

この本の第1章には、早速その「リピーター獲得」についての言及があります。観光について一家言お持ちの方は、やはり同じ視点から見ていらっしゃるのだな、と思いました。

観光地にとって、また地方にとって、そこに繰り返し訪ねてくれる「リピーター」は、大変ありがたい存在です。ではその「リピーター」をどう作るのか?私は

「人」

だと思うのです。

美しい景色や楽しい体験、そして美味しい食べ物、それは旅をする上で大切なファクターです。ですがそれだけでは、同じ場所に二度三度と訪れる動機には少し足りません(これは本書内容の受け売りではなく、私が常日頃思っていることです)。

美しい景色を案内してくれる「人」、楽しい体験を手引きしてくれる「人」、美味しい食べ物を作ってくれる「人」…

それがあってこそ、その旅が印象深いものになり、「もう一度行ってみたい!」という動機づけになると私は信じています。

本書では、その「リピーター獲得」について、実例を交えて考察をされています。読み進めて行くと、日本ではこの「人」を育てる努力をずいぶん怠ってきたのだな、ということに気づかされます。大変残念なことです。

私はツアーの最後に、必ずしていることがあります。

それは、帰途に着かれるお客様の「顔」を、さりげなくしっかりと見ることです。

ちゃんと「笑顔」で帰られるかを、必ず確認します。

「笑顔」でツアーを終えられたお客様は、「満足」のサインを顔に出してくださっていると想像できます。

「満足」してくださったお客様は、「もう一度ここに来たい」と思ってくださる確率が高いと推測できます。

つまり、私たちのサービスでお客様の「満足」を引き出せているか、それを確認しているんです。

より多くのお客様に、心からの「ありがとう」を言っていただけるか、それが「リピーター獲得」のために大切なことだと、私は考えます。

【追記】

ちなみに、この記事に登場する私の観光の師匠は、『観光カリスマ百選』の一人です。

ご本人に確認を取っていませんので、個人名の記載は控えさせていただきます。

その方は、私がかつて勤務していた宿泊施設の支配人でした。

その施設がこちらです。

 


2016年7月29日、asoview! ページに西予市並びにSGSの紹介ページがリリースされました。

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今回の取組みは、asoview! サイトの発信力を生かして、西予市並びに四国西予ジオパークの露出を増やし、観光客の増加とSGS発信の体験メニュー利用の動機づけを図るものです。

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一般社団法人SGS 専務理事(2016.4.1~) 株式会社プラットホーム 代表取締役(2016.9.1~) 長年のホテルマン経験と少しの公務員経験を生かして、地域に根差した旅行事業所 『地域限定旅行業』 の事業立ち上げを目指して奮闘中。 究極の目標は 『地域の観光プラットフォーム』。  まだまだ非力ですが、「感動」を皆さまに感じていただくべく精進します。 趣味は写真撮影。

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